岩上安身, ウィキペディア

三菱鉛筆株式会社は、コーポレートマークの三菱グループとは無関係の企業である。「三菱」の名称とスリーダイヤは、1901年に逓信省への『局用鉛筆』が納品されたことに際して、1903年に商標として登録されたものである。これは三菱財閥よりも10年早く登録されている。 戦後の財閥解体では、GHQですら三菱財閥の系列と勘違いし商標の使用禁止を迫ったのに対し当時の経営陣が財閥とは関係ない旨を再三反論し、GHQを退けた。その際「商標が『非財閥』であることを社告で公告し、製品にも明記する」という条件が付けられたため、当時の製品には、「NON財閥」「非財閥」と財閥三菱とは関わりない旨が記載されていた。 三菱鉛筆と三菱グループとは文字もロゴマークも同じだが、旧三菱財閥系列に属する三菱UFJフィナンシャル・グループ、三菱商事、三菱重工などの三菱グループとは資本・人材関係が一切ない。